趣味がなくても大丈夫。忙しい40代が毎日の中に「好き」を見つける方法

40代の生き方

「最近、楽しいことがないな」

そう感じることはありませんか?

私も以前、趣味や旅行を楽しんでいる独身の同僚の話を聞いて、「自分は今、何もできていないのかな」「毎日楽しく過ごせているのかな」と思うことがありました。家族との時間が嫌いなわけではありません。ただ、毎日が変わらないように感じて、つまらなさを感じていたのだと思います。

一時期は、「結婚って何でするんだろう。自分の選択は間違いだったのかな」と悩むほど、後ろ向きになっていたこともありました。今思い返すと、そんなふうに考えていた自分を、あまり好きではありません。

でも、いつからか考え方が少しずつ変わりました。

「自分で決めたことを悔やんでも仕方ない。一人の自分より、家族がいる自分のほうが、もっと楽しめる」

そう思うようになったんです。きっかけははっきり覚えていませんが、アドラー心理学の本『嫌われる勇気』や『幸せになる勇気』を読んだことも、影響しているのかもしれません。他人と自分の課題を分けて考えるうちに、「自分は自分。他人は他人」と思えるようになり、自分がどうありたいのかを考えるようになりました。

趣味と呼べなくても、自分の好きな時間はある

昔好きだった『かもめ食堂』を見返したり、『きのう何食べた?』を見たりするうちに、私は、特別なことがなくても日常を丁寧に過ごすのが好きなんだと気づきました。

特別な毎日でなくていい。毎日の中にある楽しみは、自分で見つけていけばいい。大きな趣味がなくても、自分の「好き」を少しだけ生活に入れると、気持ちが上がることがあるんです。

それからは、「あ、今楽しいな」と感じる瞬間に気づくアンテナが、自分の中に少しずつ立つようになりました。

朝のコーヒーとブログの時間

最近、気分が少し上がる時間のひとつは、朝起きてから飲むコーヒーです。

豆を挽いて丁寧に淹れるわけではなく、インスタントコーヒーです。それでも、まだ家族が起きていない静かな時間に、ブログを書きながら飲むコーヒーが好きなんです。

少しだけ家族より早く起きると、自分の時間ができます。コーヒーを飲み、ブログを書いたり、筋トレやウォーキングをしたり。その日の気分に合わせて過ごしています。

コーヒーの香りを感じたり、朝の光を見たりして、「これ、良いな」と思うことがあります。そんな小さな瞬間を見つけると、いつもの朝が少し好きになります。

通勤時間は、自分の「好き」を楽しむ時間

私は車で通勤しています。運転中なので映像は見られませんが、本を紹介する動画をラジオのように音声で聴くのが、最近の楽しみです。運転中は画面を見たり操作したりせず、音声だけで楽しんでいます。

「こんな本があるんだ」「そんな内容だったんだ」と知ることができます。自分で本を読む時間がなかなか取れなくても、内容を要約して紹介してくれるので、少し読んだような気持ちになります。

音楽を聴くのも、通勤中の楽しみです。職場の若い方との会話で、知らない歌手や曲の名前が出ることがあります。自分の好きなジャンルや歌手ばかり聴いていると、音楽の好みも同じところにとどまりがちです。そこで、若い方が聴いている最近の曲を聴いてみることにしました。

アイドルや男性グループの曲は、私には驚くほど早口に聞こえることがあります。「若い方はこれを聞き取れるんだな」と感心する一方で、年齢の差を感じることもあります。

それでも、「あれ聴いてみたけど、全然分からなかった。40代でも聞きやすい曲ってあるかな?」と、職場で話すきっかけになりました。知らないものに触れてみると、会話の楽しみも少し増えるんですね。

仕事に行くのが嫌にならないように、通勤時間にはテンションが上がる曲や本紹介の音声を入れています。ちょっとしたお菓子を用意することもあります。自分の好きなものを少し詰め込むことで、通勤時間の気分が変わることがあります。

家族との時間に、短いカードゲーム

家族と楽しむ時間も、毎日の中に少し作っています。夜ご飯のあとに同じテレビを見たり、カードゲームをしたりします。

最近、子どもがひらがなを読めるようになって、カードゲームを一緒に楽しめるようになりました。遊んでいるのは「犯人は踊る」「ペンギンパーティ」「コヨーテ」です。どれもルールが分かりやすく、1回のゲームがだいたい10分ほどで終わるので、家族で遊びやすいところが気に入っています。

【犯人は踊る】

『犯人は踊る』は、たった1枚の犯人カードが、誰もが「持っていたくない」と嫌われて全員の手札から手札へと秘密裏に巡っていく中で、所在を推理して最後の持ち主を当てるカードゲームです。

【ペンギンパーティ】

ペンギンパーティは、手札のペンギンカードをピラミッド状に並べ、手札を早くなくすことを目指すカードゲームです。

【コヨーテ】

コヨーテは「自分のカードだけ見えない」状態で場の合計値を推理し、数字を宣言する心理ブラフゲームです。前の宣言が合計を超えていると思ったら「コヨーテ!」と叫んで勝負を決めます。

これから子どもが大きくなると、それぞれが一人の時間を楽しむようになると思います。だからこそ、今の家族との時間も大切にしながら、短い時間でも一緒に楽しめることを見つけていきたいです。

趣味を持たなきゃ、と焦らなくていい

趣味というと、何かを始めて、続けて、上達するようなイメージがあるかもしれません。でも、趣味と呼べるほどのものでなくても、自分が少し楽しいと感じる時間があれば、それは大切な「好き」のひとつだと思います。

朝のコーヒー。通勤中に聴く音楽や本の紹介。家族とのカードゲーム。人によって、心地よい時間は違います。毎日同じようにできなくても大丈夫です。忙しい日には数分だけ、余裕のある日にはもう少し楽しむ。それぞれの暮らしに合わせて、自分の好きなことを取り入れていけばいいと思います。

「趣味がないから、何か見つけなきゃ」と考えるより、「今、自分は何をしていると気分が良いかな」と振り返ってみる。そこから、自分らしい楽しみが見つかることもあります。

毎日の中に、自分だけの「小さな好き」を

40代は、仕事や家族との時間で、毎日がバタバタと過ぎていくことが多いと思います。そんな中で、新しい楽しみを探したり、何か行動を始めたりするのは、簡単ではないかもしれません。

それでも、毎日5分、いえ1分でも大丈夫です。スマートフォンを見る時間を少しだけ減らして、寝る前に「自分は何が好きなんだろう」と考える時間を作ってみてください。

自分の好きなことを考えるときの目印は、ワクワクするかどうかです。すぐに見つからないこともあります。でも、毎日少しずつ考えていると、生活の中にある「これが好きかも」に気づき始めます。一つ見つかると、「これも好きだな」と、また別の好きが見つかることもあります。

そして、見つけた好きなことを日常の中に溶け込ませてみる。SNSに載っているような派手な体験でなくてもいいし、誰かを羨ましく思っても、その人と比べなくて大丈夫です。特別な時間は、自分で作ればいいと思います。

いつもより少し高いアイスを買う。コーヒーを豆から挽いてみる。そんな自分軸の小さな特別でいいんです。

このブログを読んでくれた皆さんが、毎日の何気ない時間の中で、自分だけの「小さな好き」を見つけられることを願っています。

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